矢幡洋先生がモデル？野々村修准教授が初登場し森山直太朗もびっくり…ヨルタモリ2015.1.25

2015/01/26 2015/09/06

ヨルタモリへようこそ！森山直太朗がゲストだった２０１５年１月２５日放送、第１１回の内容解説です。画像の出典は全てフジテレビ２０１５年１月２５日「ヨルタモリ」。

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矢幡洋先生がモデル？野々村修准教授が初登場し森山直太朗もびっくり…ヨルタモリ2015.1.25

提供社　東京上野クリニック、ＫＵＭＯＮ、クレジットセゾン

ヨルタモリ【１】森山直太朗とタブラ奏者U-zhaanが来店

1　タイトルは「タブラっぽい音は口でも出せる」。森山直太朗が冒頭すぐに登場。

ポイント解説　森山直太朗とテレホンショッキング

・森山直太朗は２０１３年１１月１３日の「テレホンショッキング」に出演。親戚の「おぎやはぎ」からも花束。

・トークの中、タモリと森山直太朗が一致した点は、ランニングで折り返すのがあまり好きではないこと。見た景色のなかを逆戻りしても夢がありませんし、新たな発見をすることも少ないでしょう。タモリさんはときどきその場合、帰りは電車に乗って帰ってくるとのこと。森山直太郎はあるとき引き返したくなくなり、東京から埼玉まで走ったことがあるという逸話を披露。

・生きるとはどういうことなのかについて。ある哲学者は、人間の認識のなかで日常の風景はすべて「迷路」であると述べています。小さい赤ちゃんにとっては家の中が迷路。それを解決すれば庭（ベランダ）の迷路を攻略し、近所、市内、隣町と徐々に迷路を発見して攻略していきます。学ぶことも迷路の攻略に違いありません。最終的に、人間にとって世界（ムンドゥス）は迷路であると結論づけます。

・ジョギングで折り返すことはこの「迷路探求を求めて止まない人間の本性」に逆らう行為かもしれません。森山直太朗、タモリに共通するのは好奇心が強いことではないでしょうか。

２　➡タモリさんが黒木瞳に「うどんの腰」とグルメ指南……ヨルタモリ2014.11.30 No.6にも登場したタブラ奏者U-zhaanが、今回あらかじめ常連客として着席。タブラは北インドの太鼓で必ず低音用高音用の２つがセットになるものです。

３　ギターを渡された森山直太朗は持ち歌「うんこ」（以下ＵＫ）の短いフレーズを披露。もともと体内にいたのに出てきた途端に嫌われるＵＫの悲しさを歌った曲。

ポイント解説　森山直太朗の持ち歌ＵＫ

・もともと体内にいたのに出てきた途端に嫌われるＵＫの悲しさを歌った曲。

・深い意味が求められるのではないかと意外に好評で、児童虐待のことを歌っているのではなどさまざまな憶測があります。

・あるブロガーは、この歌に関連して食べ物やＵＫは肯定的にせよ否定的にせよ関心が持たれ意味が定められるのに、消化中の食べ物には名前がないことを指摘します。その上で資本主義とは可視的なものに価値を置くことだと書いています（該当ブログは閉鎖されています）。

・現在の話題で言えばイスラム国も我々のＵＫかもしれません。我々の先祖も戦国時代などは各勢力に分かれ、イスラム国と同じようなことをしてきたのだと思います。時代が違うとおっしゃるかもしれませんが、先進国と未開の国々を比較しても人間の本質は変わらないとの見方も有力です。そういう意味ではイスラム国を理解することは自己理解になるのかもしれません。

４　今回は吉原さんでなく、吉原さんの友人の高瀬川さんが登場。「徳島でヨット関係の仕事をしている」と言います。返す刀で高瀬川さんは「○○関係」という自己紹介は本来好きではないと言います。あるとき「乳製品関係の仕事で、輸送関係」という自己紹介をした人によく聞いたら牛乳配達だったという逸話を披露します。牛乳配達が悪いわけではありませんが、「関係」とつけることで妙に取り繕い自分を大きく見せようという心理が嫌ということでしょうか。

ポイント解説　○○関係

・デザイン関係の仕事をしています　→　堂々とデザインの仕事と言えばいいのに
・ネット関係の仕事をしています　→　堂々とネットの仕事と言えばいいのに
・鉄道関係の仕事をしています　→　この言い方は普通でしょうか

用例を考えてみると、「関係」という言葉が悪いわけでなく、変に謙遜したり誤魔化したりするトーンに問題があるようです。もしかしたら「カタカナ語＋関係」で胡散臭さいトーンが出てくるのかもしれません。

○学校関係の仕事をしています
×スクール関係の仕事をしています

○お菓子製造関係の仕事をしています
×スイーツ関係の仕事をしています

○小型船舶関係の仕事をしています
×ヨット関係の仕事をしています

言葉とは深いものですね。カタカナ語の職業の方は「関係」をつけないで自己紹介したほうがいいかもしれません。

５　高瀬川さんは屋久島付近でヨットで遭難しかけた体験を披露。海が急に荒れ、ヨットの上をヨットより高い高さの波が乗り越えていき死を覚悟したそうです。

６　U-zhaan（＝本名湯沢啓紀。埼玉県川越市出身）さんがタブラを披露。宮沢りえもタブラを弾きます。タブラは独特な人の声のような音を出します。タモリさんは高瀬川さん役であることを完全に忘れ、声真似を始めます（かなり上手）。

ポイント解説　タブラ

・インドの太鼓で世界一演奏が難しいと言われます。tabula（タブラ）というと「倫理」の授業で習ったtabula rasa（タブラ・ラサ）の方を思い出される方もいるかもしれません。tabula rasaはもともと白い石板という意味で、tabulaは平らな板を意味するようです（tableと同語源？）。

・インドの太鼓のタブラは、それなりに音を出すだけで数年、インドで演奏ができるレベルまでは１０年ほどかかるという人もいます。日本で会得するには演奏技術を持つインド人に習うのが良いようです。

・ちなみに日本でインド人が多くすんでいるのは西葛西（江戸川区）。ＩＴ技術者が多いため大手町などへ出勤しやすい東西線沿線に人気があり、さらに大きな川が流れているため故郷のガンジス川と似た風情があることも理由のようです。しかしながら、はじめから西葛西に住むことは家賃の関係から難しく、多くの人は「南行徳」「原木（ばらき）中山」に最初は住むとのことです。

※参考にしたサイト　http://ameblo.jp/manachan2150/entry-11281163544.html

ヨルタモリ【ＴＶ１】日本の車窓から　丸ノ内線

１（テレビ画面）日本の車窓から　丸ノ内線　四ツ谷駅～赤坂見附駅

四ツ谷駅を過ぎると例によってトンネルに入り画面は真っ暗に。初めて（ルーフ）シールド工法で作られ、勾配とカーブが多く協奏曲を奏でます。次回は南千住～三ノ輪。

ポイント解説　トンネルの掘り方

・一番基本的な方法が「開削工法」。これは地上から城のお堀のように直方体の形状の穴を掘り進めていき、トンネルの形にコンクリートや鉄骨で固めたあと土をかぶせて元通りにする方法です。

・しかしながら、市街地では「お堀」を掘り進めるような余裕はありません。そこで、モグラがトンネルを掘るような方法をとります。しかし、ただ掘るだけでは土の重さで埋まってきてしまいますので、金属の巨大な筒のようなもので空間を支え、それを推進させながらトンネルの壁を鉄やコンクリートで固めていくものです。

・シールド工法は、１８２５年にイギリスのテムズ川横断トンネルで採用されました。日本では１９５７年に、営団丸の内線永田町付近で採用されました。円柱（シールド）の前方上部に庇（ひさし）のようなものを取り付け土砂を崩れにくくした工法をとくにルーフシールド工法と言います。

・トンネル工事には犠牲者がつきもので青函トンネル工事では３４人の方が殉職されています。

・タモリさんがらみでいうと、熱海の先の丹那トンネルの工事では６７名が殉職されています。

出典：常武鉄道建設記

以前には姉が飲食店を経営しており、タモリがヨット大会を開催していたのが沼津です。ヨルタモリの第１回放送でも国際信号旗により「いつかまた沼津で」とメッセージが発信されていたのは記憶に新しいところです（➡ヨルタモリ第１回国際信号旗の真意は？）。

沼津付近の国鉄東海道本線は１９３３年まで上のような形状を取っていました。熱海が熱海線の終点だったのです。東海道本線は現在の御殿場線のルートを遠回りしていたのですが、その後熱海の先に「丹那トンネル」が掘られることになりました。しかし、この一帯は湧水が多く温泉の関係で地盤の扱いが難しく工事は難航。６７名もの犠牲を払ってようやく開通にこぎつけました。

戦後新幹線用の「新丹那トンネル」が掘られました。このときは丹那トンネルの経験が生かされ後期を大幅短縮しましたがそれでも２１名が殉職されています。ちなみに長い「新丹那トンネル」を出たあと沼津に駅を作るとなると地形やカーブの関係で無理と言うことで駅は「三島」に作られました。

静岡県内では沼津、三島は多少のライバル心があるようですが、新幹線が来なかった沼津の方が明らかに風情がある面白い町になっています（➡静岡県Ｂ級・ご当地グルメ　沼津駅周辺おすすめのランチ[外部サイト]）。新幹線が惜しくも通過した駅はどこも昭和的風情があるので旅行にはお勧めです。

トンネル絡みの楽曲と言えば、アメリカの父というような位置づけのアーティストであるブルース・スプリングスティーンでしょうか（ボーン・イン・ザＵＳＡの曲で知られる）。ブルース・スプリングスティーンのTunnel of Loveは、印象的なプロモーションビデオなのですが、楽曲は地味でなぜ全米で大ヒットしたのか長いこと疑問を持っていましたが、歌詞が相当ハイレベルでした（このサイトの真ん中あたり）。

Fat man sitting on a little stool
小さなスツールに腰かけた太った男が

Takes the money from my hand
俺の手からカネを受けとる

while his eyes take a walk all over you
じっくりとお前を眺め回しながら

Hands me the ticket smiles and whispers good luck
チケットを手渡し笑いかけグッドラックとささやく

Cuddle up angel cuddle up my little dove
天使を抱き上げ俺の小さな鳩を抱き上げる

Well ride down baby into this tunnel of love
ベイビーこの愛のトンネルへと乗り込んで行く

ポップスなのに一流の小説家が使う「１人称寄り３人称」（myが出てくるが視点は客観的）で書かれています。複数の人物が登場し視点（カメラの位置）が複雑なため考え出すとキリがありません。

ヨルタモリ【２】森山直太朗とU-zhaanが即興で主題歌を披露

１　タブラは太鼓ですがコードがあり、森山直太朗のギターとＤ（＝レの音くらいの意味）で調整します。

２　森山直太朗＝ギター、U-zhaan＝タブラ、タモリほか＝マラカス。森山直太郎が主導権を取り、バー・ホワイトレインボーの主題歌を即興で披露します。

ヨルタモリ【TV２】新番組「クローズアップしすぎ現代」野々村修准教授が登場

１　「クローズアップしすぎ現代」聖フェノロチオ女子大学の野々村修教授

今回は「あえて本棚の前でテレビ取材を受ける」教授の心理をクローズアップします。独自の籠るような話し方でやや聞き取りにくいのが特徴。野々村准教授は、たとえば高級高層マンションの少しでも上の階に住むことでハイソ感をアピールするような、行動学でいうマニフェステーション（？）の一種だと解説しました。

ポイント解説　聖フェノロチオ女子大学の野々村修教授

・矢幡洋先生（臨床心理士。テレビコメンテーター）がモデルだという説も。